将来、どのような職業に就くかということについて考えるとき、多くの方は自分の適性、向き不向き、能力などを判断材料にするのではないでしょうか。もちろん、そうした点は重要な要素でしょう。しかし、職業選択において参考にしたい、もう一つの要素に「有効求人倍率」があります。「有効求人倍率」とは何か、ごぞんじですか。簡単に言うと、「有効求人倍率」とは、企業からの求人数を、ハローワークに登録している求職者で割った値のことです。つまり、有効求人倍率に注目することで、求人の多い職業が何かということを見極めることができます。また、厚生労働省が、毎月有効求人倍率を発表していますので、いつでも確認することが可能です。
では、有効求人倍率の高い職業にはどのようなものがあるでしょうか。その一つとして挙げられるのは、介護職です。少子高齢化が進む日本の社会において、介護職はますます必要とされています。介護職の有効求人倍率は、年々伸び続けています。さらに、厚生労働省の推計では、2025年には、介護職員の必要数が34万人不足するとされています。人手不足を解消するために、政府は介護業界が魅力ある職場となるよう対策を講じようとしています。こうした点を考えると、求職者にとっては、可能性の大きな職場と言えるのではないでしょうか。さらに、介護職の中には、様々な職種があります。同じ「介護職」の中でも、働く場所によって、求められるスキルや仕事内容は異なります。自分自身の適性や能力を生かした働き方ができる職場が見つかるかもしれません。職業選択の際には、有効求人倍率を考慮に入れてみるのはいかがでしょうか。有効求人倍率や求人数が多い業界に関する詳細は、【転職&就職するなら今この業界が熱い!】をご覧ください。